もの食う人びと 人間にとって食べるとは

いささか古い本で恐縮ですが、大学生時代に読んで、非常に影響を受けた本です。
この本は、私が食について考えるようになったきっかけの一つであります。

東南アジア、中東、ドイツ、ロシアなど、その当時(90年代半ば)に諸問題があった国を、各国の食を通して伝えるルポルタージュです。

どんなに貧しくても、悲惨な状況でも「食べる」ことは人間にとって必要不可欠な行為。
決してその政治的な状況を伝えるだけのものではなく、あくまでも誰にとっても身近な食に重点をおかれて書かれているところが、リアリティがあり伝わりやすくなっている要因だと思います。

出版が1997年なので、現在とはいろいろ状況が変わっているものの、決して色褪せない文章力で、あらためて楽しく、面白く、考えさせられる本でした。

コメントを残す