書籍紹介

農業問題の基層とはなにか 農業ビジネスに関わる方必読の書

  • 2017.12.28

フィールドワークとして農業に深く関わっている様々な立場の専門家により、鋭く本質が説かれていて大変勉強になりました。 農業とはそもそも何なのか? この基層がしっかりと理解できていない限り、いくら農業問題に取り組もうと空回りするだけだと感じています。 実際に関わっている身として、「農業の課題を解決します」と言って取り組んでいる企業や人の話を聞く機会は多くありますが、そもそもそれって課題の本質ですか?と […]

エピゲノムと生命 奥深い遺伝の仕組み

DNAに記録されている情報だけでは決まらない遺伝子発現の仕組みを扱う「エピジェネティクス」の分野を解説した本です。 例えば三毛猫のクローンを作った場合、同じDNA(遺伝子)構造なはずなのに同じ模様にはならない。 つまり毛色を決める遺伝子の発現をコントロールしている仕組みがあるはずで、その機構が解説されています。 あと獲得形質(生物が一生の間に環境の影響によって得た形質)は遺伝しないという前提を覆す […]

もの食う人びと 人間にとって食べるとは

いささか古い本で恐縮ですが、大学生時代に読んで、非常に影響を受けた本です。 この本は、私が食について考えるようになったきっかけの一つであります。 東南アジア、中東、ドイツ、ロシアなど、その当時(90年代半ば)に諸問題があった国を、各国の食を通して伝えるルポルタージュです。 どんなに貧しくても、悲惨な状況でも「食べる」ことは人間にとって必要不可欠な行為。 決してその政治的な状況を伝えるだけのものでは […]

黙示 日本の農業について語る前に読もう

真山仁氏、渾身の作だと思う。 日本の農業をとりまく、TPP・農薬・フードセキュリティ・遺伝子組み換え食品など様々な話題が満載で、日本の農業の未来の姿を考えさせられる内容です。 たぶん自由貿易や遺伝子組み換えについては、鎖国でもしない限り、世界の流れから避けられないことだし、そこにはフードセキュリティと農薬の問題も絡んできます。 農業・食料というのは、国家レベルでの戦略から個人の嗜好レベルまで幅広い […]